ネット評判記


「ネット評判記」は、鮮度のあるテーマを設定し、ネットユーザーの意見、評価、支配的な見方を素早く提供します。

第11回【シドニーオリンピック−−インターネット時代のオリンピック視聴】

 日本経済新聞9月21日付朝刊では、「オリンピック効果 しり上がり」と、オリンピックが消費を刺激している、と報じている。今回のネット評判記では、現在シドニーで開催されている「20世紀最後の」オリンピックの生活へのインパクトについてモニターを対象に見てみた。

 調査結果を見ると、約8割以上がオリンピックへの関心を持っており、「非常に関心がある」とした人は42%にのぼる。その関心の高さが生活に変化を及ぼしていることがわかる。
オリンピック前の普段の1週間とオリンピック開幕後の1週間の比較をみると、
となっている。日本との時差が少ないため、深夜帯の放送も少ないが、それでもテレビやインターネットといったメディア接触時間が増加し、睡眠時間が減少している。また「消費を刺激している」と言われているが、「商品・サービスへの支出金額」が増加した人は7%程度に留まり、9割が「変わらない」としている。理由は2つ考えられる。
 時差が少なく、自宅でオンタイムでテレビ中継がみられるため「買い物頻度」が減ったからだ。ふたつめは、オリンピック関連で購入されている商品やサービスの単価が安いことである。「オリンピックのために」商品やサービスを購入した人は15%だが、その内容はテレビ観戦用の食品や飲料の買い置き(7.0%)、特集雑誌(5.3%)、食品宅配サービス(3.7%)が上位にあがる。また「スポンサー企業の商品やサービスを購入した人」は53%と半数を超えるが、個別企業では、コカ・コーラ(42.7%)、マクドナルド(35.7%)が上位にあげられている。BSデジタルテレビやBSチューナーが伸びていると言われているが、東京オリンピックを観るためにカラーテレビが前年の10倍売れたという36年前程のインパクトはない。「見逃せない競技種目」上位にあげられるサッカー(68.0%)日本戦や(女子)マラソン(64.7%)、柔道(63.3%)など国民的関心の高いコンテンツは、地上波(NHK・民放)で生中継されている。

 今回のオリンピックで特筆すべきは「インターネット」である。IOCの公式サイト(英語)には1日6億アクセスという記録的なアクセス数が報じられた。4年前のアトランタの期間中のアクセス総数が6億アクセスだから、爆発的な拡大である。「競技情報の視聴・入手方法」は平日、休日ともにテレビの地上波が95%を超え、続く新聞が約半数弱。その中で、インターネットは休日の20%に対し、平日は39%と培近くの差がある。特に会社勤めの一部では平日は、「朝:新聞を読み、日中:インターネットの速報でチェックし、夜:ニュースのダイジェストを観る」というスタイルが定着しつつあると思われる。今回のオリンピックではメディア媒体としてのインターネットが生活の一部として普及拡大していることが再認識されたといえる。


Q1.オリンピック開催前のふだんの1週間と最近の1週間との比較。 ■ 全体 BASE:300S
 A.テレビ視聴時間  B.インターネット接続聴時間
 C.外に買い物に行く頻度  D.商品・サービスのために支出した金額
 E.睡眠時間
Q4.「今回のオリンピックのために」準備したり、買った商品やサービスをすべてあげてください。 Q5.(オリンピック公式スポンサー企業について)最近1ヶ月以内で、「オリンピック記念」キャンペーンなどに惹かれて商品やサービスを買ったことがありますか。
オリンピックへの関心 Q2.「これは見逃せない!」と思っている(いた)競技・種目はどれですか。
Q3.競技の情報をどのような手段で視聴、入手していますか。
職業別・平日の競技情報の視聴・入手手段



調査方法:当社インターネットモニター
調査期間:2000年9月25日
調査対象者:首都圏15〜59才
調査対象サンプル数:300サンプル

サンプル構成
基本クロス集計表ダウンロードは下のアイコンをクリックしてください。
エクセル表がダウンロードできます。
   
Copyright (C) 2000 JMR Lifestyle Research Institute. All rights reserved.
JMR生活総合研究所サービストップへ ネット評判記一覧へ