戦略ケース
サムスン電子
株式会社東芝
「サムスン電子」 × 「東芝」 先行優位が鍵を握る「ナノの争い」
フラッシュメモリーとは、大容量のデータを電気的に一括書き込み・消去することが可能な半導体データ記憶装置のこと。「iPod」など携帯音楽プレーヤーや携帯電話、デジタルカメラの内蔵メモリー、記録メディアであるSDカードなどに広く用いられている。NOR型とNAND型があり、いずれも東芝の技術者が発明したものだ。
1990年代初頭のNAND型の黎明期には開発した東芝が市場をリードし、韓国・サムスン電子は、東芝のセカンドソースとして技術供与を受ける立場にあった。ところが、NAND型が主流となった現在、世界シェアはサムスン50.2%、東芝25.1%と立場がすっかり逆転してしまった。
NAND型フラッシュメモリーは典型的な費用逓減産業である。費用逓減産業では、相手に先んじて設備投資し、生産能力で上回れば、累積生産効果により、コスト優位に立てる。携帯電話やDRAMで稼いだ豊富な資金力をバックに持続的な設備投資を続け、生産能力で圧倒的な優位を築くサムスンに、東芝が対抗する術はないのだろうか。
※本稿は2007年5月に執筆したものです。

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