戦略ケース
アサヒビール株式会社
キリンビール株式会社
【ショートケース】 キリンとアサヒのオープン価格導入 −新取引制度は乱売市場に抑止効果をもたらすか
キリンビールは2004年1月、「2004-2006年キリングループ中期経営計画」において、2005年1月からビール・発泡酒の希望小売価格を廃止し、オープン価格を導入することを発表した。
この際、同社の荒蒔康一郎社長は「業界全体で最適な利益を確保する環境を整備したい」と語った。これは1997年にサッポロビールが初めて事実上のオープン価格導入を表明した時に、キリン、アサヒ、サントリーの大手3社が追随しなかったため、製販のパワーバランスを背景に流通業者が強く反発したことによって約2週間で撤回を余儀なくされた経緯を踏まえたものだ。
3社は慎重な姿勢を表明したが、遅れること3ヶ月、アサヒが追随することを発表した。トップ2社が制度改革に着手したことにより、安売り競争が常態化し、建値と実勢価格の乖離が大きかったビール・発泡酒の「悪しき商慣習」是正の契機となるのか、今後の展開が注目される。

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https://contents.nifty.com/member/service/JMR2/case/short/2004/s01_kirin.html

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