オリジナル論文集
ネット経済下のブランド・ブリード・システム
市場は、収入格差の拡大と価値観の世代格差によって多様化している。一方で、特定ユーザー間の同質化は高まっている。ガングロやヤマンバの友達はやはりガングロやヤマンバであり、違うスタイルの友人と連れ立っているところを見ることはない。「エゴイスト」にいる客は皆、店員と同じような格好をしており、違うスタイルで店の中に入るには相当の勇気が必要である。
この特定ユーザー間の同質化を強めているのが情報技術(IT)革新を核としたネット化である。情報は、携帯電話やインターネットを通じ、物理的な距離とは無関係に、瞬時に、臨場感をもって、あるグループの中を駆け巡る。ネットワークは、地縁、血縁から組織(会社・学校)縁を経て「知縁」で形成されるようになっている。ネット化がそれを促進し、そのスピードを速めている。多様性とスピードを特徴とする市場の多縁化が進行している。
このような市場で新しいブランドを育成することは非常に難しい。多縁化によりひとつひとつの市場が小粒になっている上、ネット化による情報のスピードは速く、ブランドはすぐにその浸透を終えてしまうからである。さらに、流通による死に筋カットとそのスピードがブランドのライフサイクルを速めることに拍車をかけている。数々のブランドが生まれ、数々のブランドが死んでいる。
このような状況下で、新しい市場環境の特性を生かして成功しているブランドがある。この論文では、そこから六つの新しいブランド育成成功の原則を導き出し、インターネットによる新しいブランド・ブリード・システムを提案する。

−構成−
  1. 市場の多縁化
  2. 網かけ型マーケティングの終焉
  3. ブランド・ブリード成功の新しい原則
  4. インターネットリサーチによる新しいブランド・ブリード・システムのご提案

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