「人間は考える葦である」と言ったのは、フランスの哲学者パスカルです。考えすぎるから悩むのです。悩まない人はいません。その悩みのかなり多くは、「決める」「選択する」ことに関係があります。AにするかBにするか、人間の一生は決めることがいっぱいです。人間は一日に実に9000回も選択をしているともいわれています。恋愛でも、告白の決断に迷ったり、相手は自分を好きだろうか？…などと悩みは尽きません。人間は、夢があり欲望があるために、さまざまな悩みを持つのです。
 
人間の歴史の中で、いちばん苦労しているのが「選択」することといっても過言ではありませんが、この選択にも二つの型があります。自分の意志や良識を頼りにする選択―「目的型選択」といわれるもの。もう一つは偶然頼りにする方法で、「偶然の選択」といわれています。目的型選択は、理性的でカッコよく思えます。しかし、うまくいかないときの自信喪失の度合いは大きいのです。自分の判断にさらに迷いが起こります。偶然の結果をもとにする決断なら、たとえうまくいかなくても「たまたま選んだことだから」と、肩の力を抜いて再トライもできます。また、偶然を頼りにして選んだほうが、確信して選ぶときよりも「いい結果になる」という心理学の研究結果もあるぐらいです。
 
どちらの方法もバランスよく取り入れるのが、成功のカギになるといえます。このサイトの占いは、いわば目的型選択と偶然の選択がミックスになるような占いになっております。みなさんのさまざまな人生の選択の助けになり、幸せをつかむためのヒントになれば幸いです。

浅野八郎