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指導・実演 山田英司 BUDO-RA編集長
基本的な受けから、中国武術は門派独特の様々な受けや化勁に移ります。その種類はあまりに多様で全てを習得することは困難です。
そこで最も中国武術らしい化勁で、有効なもの六法を選出しました。全て極意に通じるような高度なものですが、それだけに初心者のうちからくり返して体に身につけておかなくてはならないと考えました。
また、日本の武術や格闘技には見られない動きが多いので、感覚養成にも最適です。中国武術には一見無駄に思えるような受けが多数ありますが、それは、中国武術独特の攻撃につなげやすくするための、事前の崩しなのです。
従って、受けを格闘技的な動きで行うと、永遠に中国武術の攻撃につながらず、伝統武術は使えない、という結論に至ってしまいます。
使うためのキーポイントは受けであり、化勁です。使えるようにする第一歩が化勁六法です。
鈎
螳螂手は、前腕全体を劈のように正中線からまっすぐに斬りおろします。前腕を縦から横へ倒すわけですから、相手が腕を引いても、肘あたりをつかめるわけです。
これは、相手が前手で引きのある速い攻撃を行ってきたときの受けです。ジャブのような突きは、点で受けるのは難しくても、線なら受けやすい。そして肘近くを手でつかむことができれば、そこから一気に投げなどにもっていくことが可能です。
多くの門派にこの受けは入っていますが、代表的なのは六合螳螂拳の三把爪などでしょう。(山田) |
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