1955年、兵庫県神戸市生まれ。
立教大学社会学部卒業。
高校時代から 8 ミリ映画を撮り始め、「しがらみ学園」がぴあフィルムフェスティバルに入賞。
その後、「セーラー服と機関銃」(1981 年:相米慎二)など助監督として参加。
1983 年に「神田川淫乱戦争」で商業映画デビュー。
また独自の視点から捉えた脚本も手掛け、1992 年、オリジナル脚本「カリスマ」がサンダンス・インスティテュート・スカラシップを受賞し、映画研修のため渡米。
そして 1997 年には「CURE キュア」が東京国際映画祭・インターナショナル・コンペティション部門に出品され、最優秀主演男優賞(役所広司)を受賞、海外の映画祭でも好評を博す。
1998 年、「ニンゲン合格」が東京国際映画祭・アジア映画賞・スペシャル・メンションを受賞。また、この年より「映画美学校」の主任講師を務める。
1999 年、「ニンゲン合格」がベルリン国際映画祭に正式招待。また、イラン国際映画祭では審査員を務める。
黒沢監督の映画には“人間の生きざまを描く”という確固たる精神が見える。今回の作品は1本の木をめぐって対立する人々の物語であるが、その対立を通じて、人間が奥底に持つ本能的な“生”への想いが、それぞれの立場で描かれている。