平山瑞穂
シュガーな俺



シュガー通信:第1号

 皆さん、たいへんお待たせいたしました。「シュガー通信」第1号です。今日から、原則として毎週月曜日、ちょっとしたコラムのようなものを連載していきたいと思います。しかし万が一、多忙のため更新が遅れたりした場合は、どうぞご勘弁ください。

 さて、別に狙ったわけではないのですが、ちょうどクリスマスですね。皆さん昨日はどんなクリスマスイブを過ごされましたか? 僕も最近はそれほど厳密な食事療法を貫いているわけではないので、昨夜は普通にレストランで食事をしてしまいましたが、3年前、退院して数ヶ月のタイミングだったクリスマスには、指示カロリー(1,800kcal)を超えないように、いろいろ工夫をしました。

 トリもも肉の骨付きソテー。これがないとやっぱり「クリスマス」という感じがしないので、メインディッシュはそれ。「表3」(たんぱく質)の割り当てはそれでほぼいっぱいになってしまうので、それ以外は野菜中心です。ざっくり切ったキャベツと薄切りのセロリをコンソメで煮て、ベーコンを少量散らし、バジルを振ったスープ。ブロッコリ、アスパラガス、にんじんなどのゆで野菜。主食は厚めに切ったバゲットを2切れ。ワインもちょっとだけ飲みましたが、それだけでもけっこうリッチな気分になりました。

 あとは、キノコのガーリックソテーですね。こういうややかしこまった洋食を家で用意するとき、僕はほとんど必ずそれを作ります。キノコ類はカロリーがほとんどないので、「食べ放題」です。もちろん、油で炒めてしまえばその分カロリーも増えてしまうので、そういう意味では「食べ放題」とは言えないのですが、比較的、量を気にせずに食べられるのは事実。キノコは旨味が豊富なので、煮物や鍋物、みそ汁に使ってもイケますが、ソテーにすると急に「洋風」な感じが出ていいのです。特に、ニンニクとバターを使って炒めると、すごくイタリアンな感じがします。

 そうでなくても、僕はニンニクが大好きなのですが、皆さんはいかがでしょうか? カレーを作るときにも、「隠し味」としてつぶしたニンニクを入れたりします。あんまりたくさん食べると翌日の臭いが……と敬遠する人もいますが、ニンニクの匂いにはいつも抗いがたいものを感じます。あの味と香りが好きな人にとっては、魔法の食材と言っていいのではないでしょうか。ちょっとニンニクを使うだけで、急に味が豊かで凝ったものになる気がするのです。総カロリーが少ないことなど、ニンニクの強烈な味と香りの前には取るに足らない問題になってしまう。

 とは言え、食べ過ぎると本当に大変なことになりますね。特にすりおろした生のニンニク。馬刺しなどにはなくてはならないアイテムですし、ラーメン屋さんにコショウなどと並んで置いてある場合もありますよね。串焼きの店で出てきたこともあります。これを串に刺さったレバーやハラミなどに塗りつけて食べると、またウマいのですよ。

 しかし、そこでいい気になって全部の串にすりおろしニンニクをつけて食べていたところ、翌朝目覚めたとき、ひと晩の間に寝室中がニンニク臭くなっていて往生しました。それだけの臭いが自分の体から放散されたのだとは、にわかには信じがたい思いです。自分でさえ臭いのだから、まわりの人はどれだけ迷惑することか。

 それでも僕は、「豊かな食生活」のためには、ニンニクはなくてはならないものだと思うのです。

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