タイトル: 『病気も逃げ出す食べあわせの知恵』
著者: 白鳥早奈英
価格: 880円(税込 924円)オンライン販売価格
ページ数: 172P
ファイルサイズ: 4,206 Kバイト(Mac) 3,085 Kバイト(Win)

目 次


第一章 血や肉となり丈夫な身体をつくる肉、乳製品大豆製品の賢い食べ合わせ
   牛肉 気になる脂肪は、食べあわせと調理法で退治できる!
   豚肉 知っていましたか? 豚肉は鶏肉よりローカロリー!
   鶏肉 肌を美しくするビタミンAが豚肉や牛肉の一〇倍ある!
   レバー 酒飲みは、レバーを食べれば肝臓を守ることができる!
   ハム・ウィンナー アミン類を含む魚介類との食べあわせは危険がイッパイ!
   「卵を食べると動脈硬化になる」はウソだった
   牛乳 カルシウムをたっぷり摂りたいなら、豆乳よりも牛乳を!
   チーズ チーズは牛乳やシラス干しよりカルシウムが多い!
   大豆 大豆のタンパク質は肉より多く、老化や肥満防止に効果バツグン!
   豆腐 ダイエットするなら「木綿」よりもローカロリーな「絹ごし」を!
 
第二章 カルシウムやミネラルもたっぷり 魚介類の賢い食べあわせ
   アジ アジのたたきには、抗酸化作用や解毒作用のあるシソやショウガを!
   イカ イカはご飯の半分以下のローカロリー食品!
   イワシ 賢者から学ぶ、イワシを食べて「脳を活性化」する!
   サケ 塩分の多い塩サケは、カリウムが含まれている野菜と煮る!
   サンマ 栄養的に優れていることを立証、「サンマが出ると、あんまが引っ込む!」
   マグロ トロは鮮度が命、時間がたつと過酸化脂質が発生!
   牡蛎 「海のミルク」牡蛎の亜鉛含有量は全食品中ナンバーワン!
   赤貝 栄養たっぷりでヘルシーな赤貝を食べて肝臓を守る
   ウナギ 昔からの言い伝え「ウナギに梅干しはよくない」はウソ
   魚の干物 食べあわせをまちがえれば、発ガン物質ができる
   ヒジキ 食物繊維が豊富なヒジキを食べて大腸ガンを予防する!
   昆布 高血圧、脳血、心筋梗塞の予防には昆布を!
 
第三章 体調を整え、肌を美しくする野菜の賢い食べあわせ
   カボチャ 冬至にビタミンAたっぷりのカボチャを食べれば、風邪をひかない
   ジャンボピーマン カラフルなジャンボピーマンは栄養たっぷりでジューシー!
   チンゲン菜 チンゲン菜の食物繊維でガンコな便秘も解消!
   トマト ガンや高血圧・脳卒中などの成人病予防に適した食品!
   ニンジン ニンジンのアスコルビナーゼがビタミンCを破壊する!
   ほうれん草 ほうれん草の泣きどころ、シュウ酸は身体に悪い
   モロヘイヤ エジプト五千年の歴史が伝える、栄養価バツグンの緑黄色野菜!
   キャベツ 「トンカツにキャベツ」の食べあわせは、発ガン物質の発生を抑える!
   キュウリ キュウリに含まれているアスコルビナーゼがビタミンCを破壊!
   ダイコン ダイコンおろしで、発ガン物質や塩分を退治できる!
   タマネギ 古代から親しまれたタマネギは糖尿病に有効!
   ナス ナスのナスニンが高血圧や動脈硬化に有効!
   ブロッコリー ブロッコリーのサルフォラフェインにガン抑制効果!
   サツマイモ 「サツマイモは太る!」は大いなる誤解!
   サトイモ サトイモの塩分排出効果で気になる高血圧を予防!
   シソ シソに含まれるペリラアルデヒドの抗菌作用で食中毒を予防!
   ネギ 栄養があるのはネギの緑の葉、それとも白い根?
   ゴマ 栄養を吸収させるため、ゴマは摺らなければダメ!
   コンニャク 黒いコンニャクと白いコンニャク・どう違うの?
   干しシイタケ 風邪などの感染症から動脈硬化・制ガン・造骨に優れた効果!
   切り干しダイコン 生より優れた切り干しダイコンで便秘解消・肥満防止!
   梅干し 疲労回復の効果に加えて細菌の繁殖を抑える効果!
   リンゴ リンゴで余分な塩分を追い出して脳卒中を追放!
 
第四章 太る食べ物、身体に悪い物も大丈夫! 主食、嗜好品の賢い食べあわせ
   パン サンドイッチは、具の種類と食べあわせでローカロリーに!
   蕎麦 薬味をたっぷり入れるのが、蕎麦のヘルシーな食べ方!
   スパゲティ ローカロリーの具を使って、ヘルシーパスタに!
   ラーメン 野菜をたっぷり入れて、ビタミンやミネラルをプラス!
   ご飯 炊き込みご飯や混ぜご飯で、糖質の代謝を活発に!
   コーヒー ブラックコーヒーはせいぜい食後だけにしましょう!
   お菓子 甘い物も食べあわせを工夫すれば、ヘルシーでリフレッシュ効果が!
   お酒 二日酔い防止には、フルーツや納豆の肴がいい!
   タバコ ビタミンたっぷりの野菜で、タバコの害を極力少なく!

 高度成長時代とともに食生活は洋風化し、バブル時代には空前のグルメブームが起こりました。しかし、豊かになった食生活とはうらはらに、高血圧や糖尿病などの成人病が増えてしまいました。人生八〇年代を迎え、人々の関心は《健康》に集まっています。
 中国には昔から「医食同源」という言葉があり、病気になってから薬を飲んで治すのではなく、ふだんから健康な食生活を送って病気にかからないようにするという、予防医学の考え方が根づいています。
 食にまさる薬はないのです。
 中国五千年の歴史の中で、正しい食生活こそ健康の基本ということが、「医食同源」という言葉で伝えられてきたのでしょう。
 健康な食生活の基本はバランスのいい食事です。厚生省では一日三〇品目を摂るように提唱しています。さらに、私は《食べあわせ》の考え方を取りあげていただきたいと思っています。
 人間の性格がひとりひとり違うように、食品もそれぞれ成分が違います。食品に含まれている成分の効果を倍にする食べあわせもあれば、相殺してしまう食べあわせもあります。
 たとえば、肉や魚に含まれているビタミンB1は、タマネギに含まれている硫化アリルやニンニクに含まれているアリシンという成分によって吸収が促進されます。
 また、カルシウムも、ビタミンDやタンパク質を一緒に摂ることで骨に沈着します。
 逆に、キュウリやニンジンに含まれるアスコルビナーゼという酵素は、ビタミンCを破壊します。生のキュウリやニンジンとビタミンCを含む野菜や果物を食べあわせれば、せっかくのビタミンCが摂取できません。
 このような栄養学的な食べあわせ以外に、昔から言い伝えられている食べあわせがあります。たとえば、「ウナギに梅干し」は広く知られている悪い食べあわせですが、科学的根拠はありません。昔はウナギがご馳走でつい食べすぎてしまったのでしょう。脂の多いウナギを食べすぎて気持ち悪くなることが多かったのではないでしょうか。
「タニシに蕎麦」という食べあわせも、食中毒の時期にタニシが腐敗しやすいので、食あたりが出たのではないかと推測できます。
 現在は食品の流通も店舗も衛生状態がよく、冷蔵庫や冷凍庫もあります。昔の言い伝えは、そのまま通用しない時代になっているのです。
 さらに、食品そのものが昔とは変わってきています。生産方法が違っているのはもちろん、海外からの輸入も増加。以前の常識が通用しないことがたくさんあります。
 たとえば、鶏小屋にギュウ詰めで飼われていて運動不足のブロイラーは、平地に放されている地鶏に比べて脂肪が多くなっています。いままでは鶏肉はローカロリーというのが常識でしたが、部位によっては豚肉よりもハイカロリーになっています。
 また、野菜や魚も旬のものがおいしく栄養価も高いのですが、最近は南半球のニュージーランドやオーストラリアから輸入される野菜や魚が多くなりました。したがって、日本では季節はずれであっても、旬の野菜や魚であることに変わりはなく、栄養価も高いのです。季節ではなく、生産地を確かめなければ旬のものかどうかもわからなくなっています。
 また、加工品などに使われている食品添加物が、他の食品と食べあわせることで、体内に発ガン物質が発生することもあります。
 このように、現代では昔と違った栄養知識や食品知識が必要とされています。本書では食品ごとの特性と食べあわせについて紹介します。読者のみなさんが、健康な食生活を送るための参考になれば幸いです。

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