東京カンテイ|特集 2005年ワンルーム最新事情〜ファンド隆盛と地価上昇で岐路に立つワンルーム市場〜

1.首都圏新築

3.価格の推移

2004年までのワンルームの分譲価格は、2,100万円前後の水準でほぼ横ばいで推移してきた。坪単価の推移もほぼ同様で、1996年以降310万円後半の水準で維持されてきた。しかし、2005年1〜9月では価格は2,243万円と前年比62万円、2.8%上昇した。坪単価も同様に330.2万円と同9.6万円、3.0%上昇している。このようにはっきりと上昇傾向が表れたのはバブル崩壊以降初めてのことである。

価格の上昇の要因は、ワンルーム供給適地である都心部における地価の上昇である。ワンルーム供給に適した土地はまだ豊富にあると考えられるものの、交通至便なエリアで、尚かつ駅至近の土地は減少しており、土地取得時に競合が起き、仕入れの段階で土地取得価格が上昇してしまう。ファミリータイプのマンション市場でも同様のことが起きているが、ファミリータイプの場合は、専有面積を縮小して一戸あたりの価格を抑えている。しかしワンルームでは、バブル崩壊以降、専有面積を広げ居住環境を改善することで賃借人を確保してきた経緯があり、地価や建築コストが上昇したからといって専有面積を縮小することは事実上困難であり結果としてそのまま販売価格へ転嫁されているようだ。

首都圏新築ワンルーム 価格の推移(2005年は1〜9月)

【東京カンテイ調べ】

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