東京カンテイ|特集 2005年ワンルーム最新事情〜ファンド隆盛と地価上昇で岐路に立つワンルーム市場〜

3.首都圏賃料と利回り

1.賃料の推移

新築ワンルームと中古ワンルームでは賃料の水準が異なるため、例年通り新築での賃貸が一巡する平均期間である3年を境として、便宜上築3年未満の物件から発生する賃料事例を新築、3年以上の賃料事例を中古として各々抽出し、集計している。2005年1〜9月の平均賃料は、新築が一戸あたり95,902円(対前年比:0.9%上昇)、坪あたり13,665円(同:1.1%下落)、中古が一戸あたり68,663円(同:0.1%下落)、坪あたり11,534円(同:1.1%下落)と、ほぼ対前年より僅かながら下落する傾向を示している。2004年と同様の動きであるが、2003年までの傾向とは正反対であり、賃料は若干ではあるが弱含んでいる。

新築ワンルームは都心部集中傾向が長く続き、一部のエリアでは供給過剰感すらあった。このような状況下では劇的に増えることはない賃借人とのバランスにおいて“借り手市場”となり、賃料は下落する傾向に転じる。前述の通り、新築ワンルームは地価の上昇により価格が上昇傾向であり、賃料が下落するとなると利回りに影響が出ることが懸念される。今後ワンルーム市場は価格の上昇と賃料の下落という“内憂”が課題となろう。

首都圏ワンルーム 賃料の推移(2005年は1〜9月)

【東京カンテイ調べ】


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