ドンコ競馬場
通称「ドンコ」。名古屋市港区土古町にあり、「土古」と書いて「ドンコ」と読むため、こう呼ばれます。タクシーでも「ドンコ」といえば、それだけで行ってくれるほどにポピュラリティがある呼び名です。
かつては「ドンコ馬の町」と、いわれたように、競馬場をかこむようにびっしりと厩舎がありました。ただ、昭和51年、地方競馬としては初の本格的トレーニング施設である弥富トレーニングセンターが完成したことにより、厩舎はすべてこの弥富トレセンへと移転しています。
名古屋競馬の場外施設は、笠松競馬場、中京場外のほかに、専用施設として、弥富トレセン内にある「サンアール弥富」、三重県磯部町にある「サンアール磯部」が使用されています。
また、平成19年12月からは名古屋市中区に「サンアール大須」が新設されました。
迷ったら外枠を買え
1周1100mの馬場はフラットであり、砂の軽さは全国の地方競馬場でも屈指といえましょう。
また、小回りコースにしてはコーナーが緩やかなせいか、しばしば行われる中央との交流レースで騎乗する中央のジョッキーたちからは「癖のない、乗りやすい競馬場」との声が聞かれます。
ただ、「癖のないコース」ではあっても、ファンの間では「迷ったら外枠を買え」と、いわれるのは、一種のコースバイアスといえましょうか。
名古屋競馬・今昔の顔
名古屋競馬は幾多の名馬を送り出して来ました。
サラブレッドでは、昭和40年代に、中日新聞杯を勝った後、天皇賞でトウメイと叩き合って2着になったスピーデーワンダー。
昭和50年代には、有馬記念を勝ったヒカリデュール、マイラーズCを勝ったカズシゲ。さらに昭和60年代には、産経オールカマーを勝ってジャパンCへ挑戦したジュサブローがいます。
ほかにもグレードレースを制したゴールドプルーフ、マルカセンリョウ、ヨシノイチバンボシを輩出。
最近では、キングスゾーンが佐賀・サマーチャンピオンを勝つなど活躍中です。
アラブにも、昭和55年のミヤノダービー、昭和58年のトキテンリュウといった、日本一となり、後に種牡馬となった名馬がいます。そして、種牡馬といえばリーディングサイヤーとなったシナノリンボーもまた名古屋競馬の歴史を彩る名馬であり、今なお名古屋競馬場1900mのレコードにその名を残しています。
人で忘れてはならぬのが「名古屋の名伯楽」の名を欲しいままにした、安達小八調教師でしょう。
前記したジュサブロー、シナノリンボー、トキテンリュウのほかにも、第1回東海ダービー馬(名古屋優駿の前身)のシナノホスターなど、育て上げた名馬をあげただけでも、枚挙にいとまがなくなるほどです。
さらに「天才」といわれた、今や伝説的な名騎手・坂本敏美を育てあげたのも安達調教師でした。
現在では何といっても吉田稔騎手でしょう。
今や、中央でも大活躍を見せるなど、全国的な知名度も抜群の「名古屋の顔」です。地方競馬でも随一といわれる、
その騎乗フォームの美しさを、是非、じかにご覧になっていただきたいものです。
ほかにも、全国区の舞台で活躍中の岡部誠騎手や安部幸夫騎手など「乗れる騎手」が多くいます。
名古屋競馬場のスタンド裏には藤棚が設けてあり、また立ち木もあり、いずれもレンガで囲いがしてあります。
あまり知られていないことですが、このレンガのラインを上から見ると馬の顔をなぞったように見えます。どちらが口で、どちらが耳か、いろいろイメージされて見るのも面白いかと思います。
また、名古屋競馬の楽しみのひとつに、騎手とのスキンシップを求めやすいという点もあります。
ウィナーズサークルからはフェンス越しに通路が設けられており、表彰式を終えた騎手に、サインをねだったり、握手を求めたりするファンの姿が目立ちます。こんな競馬場は、全国広しといえども、名古屋競馬場だけかもしれませんね。
所在地…愛知県名古屋市港区泰明町1丁目1番地
コース…右回りダート 1,100m 直線193.5m
交通…JR名古屋駅からバス30分、タクシー20分。
※開催日には、名古屋名鉄バスセンター、神宮前駅、地下鉄東海通駅、から無料バス運行。
発売する馬券…単勝・複勝・枠番連勝複式・枠番連勝単式・馬番連勝複式・馬番連勝単式
場外発売 [常設場外]…中京競馬場・サンアール弥富・サンアール磯部・サンアール大須
場外発売 [非常設場外]…笠松競馬場(開催日程をご確認下さい)、シアター恵那、金沢競馬場(冬季に発売)
電話投票・D−net
早朝前売発売所…北入場門横、早朝・外向発売所 (開催日の朝7:30より発売)

| 距離 | タイム | 馬名 | 重量 | 騎手名 | 達成年月日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 800m | 0.47.5 | ドラマチック | 54 | 山内 | 平成3年1月7日 |
| 1300m | 1.21.2 | ダイモンジ | 55 | 神垣 | 昭和42年4月26日 |
| 1400m | 1.23.9 | サウスヴィグラス | 56 | 柴田善 | 平成14年5月6日 |
| 1600m | 1.38.6 | ロイヤルーハンセー | 54 | 田中 | 昭和55年9月7日 |
| 1800m | 1.53.3 | マルゼンスター | 55 | 安藤勝 | 昭和60年7月4日 |
| 1900m | 1.58.6 | ビッグウルフ | 55 | 武豊 | 平成15年6月18日 |
| 2500m | 2.40.8 | ファストフレンド | 55 | 蛯名 | 平成12年11月3日 |
| 距離 | タイム | 馬名 | 重量 | 騎手名 | 達成年月日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 800m | 0.48.7 | キジョーイチヒメ | 53 | 下窪 | 昭和63年8月24日 |
| 1300m | 1.21.9 | キジョージャンボ | 55 | 岡部 | 平成15年9月24日 |
| 1400m | 1.26.8 | ミエスカレー | 53 | 安部 | 平成4年8月21日 |
| 1600m | 1.40.6 | ミエスカレー | 52 | 安部 | 平成4年8月7日 |
| 1800m | 1.54.9 | ミスイソハル | 53 | 石川 | 昭和50年2月24日 |
| 1900m | 2.01.5 | シナノリンボー | 55 | 坂本 | 昭和53年11月6日 |
| 2500m | 2.45.2 | ヤングアトムオー | 58 | 白坂芳 | 平成5年5月26日 |
※平成16年7月1日現在