update:2008年7月18日 金曜日
| ディープインパクトは平成17年の有馬記念で競走馬生活に別れを告げた。翌年に種付けを開始し、今年には初仔が誕生した。14日〜16日にセレクトセールが開催されたが、2日目(15日)には注目のディープ産駒が初登場。やはりと言うべきか、産駒は圧倒的な人気を集めた。 18頭すべてが落札され平均価格も7千万円に近い数字。落札価格上位8頭のうち、6頭がディープ産駒だった。2日目の最高価格はアドマイヤジャパン、アドマイヤオーラの弟にあたる「ビワハイジの08」の2億2千万。最高価格では6億円馬誕生で話題となった2年前のキングカメハメハに及ばないが、この時のキングカメハメハの落札率は7割程度にとどまっている。 種牡馬になってもディープ人気は不滅です。これがセレクトセール2日目の感想。ディープ産駒であれば売れ残ることはない。かつてのサンデーサイレンス産駒と共通するイメージを競馬関係者に植え付けたことで、ディープ人気に拍車がかかるかもしれない。ディープには良質の繁殖牝馬が配合相手に選ばれており、しばらく人気が続きそうだ。 今年の新種牡馬ではキングカメハメハ、ネオユニヴァースが断然の人気だが、初年度、あるいは2年目の産駒が期待ほどの結果を残せないとなると、質のいい繁殖牝馬を他の種牡馬に奪われることにもなりかねない。キングマンボ産駒のキングカメハメハはともかくディープと同じサンデーサイレンス産駒であるネオユニヴァースは、ここ1〜2年が勝負となる。幸にしてキングカメハは先週までの時点で2頭が勝ち上がり、ネオユニヴァースからは大物っぽいロジユニヴァースが新馬戦を快勝した。目下のところは2〜3年先の人気凋落の心配はなさそう。 今週からは新馬戦の数が少し増えるし、2歳の未勝利戦も増えてくる。来週の新潟競馬では2歳最初の特別戦(マリーゴールド賞)も行われる。夏は2歳戦の注目度が高くなるし、産駒がデビューするにつれて新種牡馬の評価も定まってくる。評判の種牡馬が飛び出すのか、プリサイスエンドやサクラプレジデントの産駒が活躍するのか、興味は尽きない。 今週は阪神・福島から小倉・新潟へとステージが替わる。函館は2開催目に入るが、薄暮開催となり、メインレースは第9Rに行われる。 今夏の話題は3連単の全レース発売。1週間に3場全24レースの3連単発売が72レースにふくらむ。当然のように特大馬券が誕生する可能性も増える。高額配当の目がくらんではいけないが、開き直ると言うか、ヤケにならないと大きな馬券は取れない気もするし、クールさとホットさをどう使い分けるかがポイントか。 3連単に適するレースとしては特別戦よりも3歳の未勝利戦あたりが良さそうな気もする。あと3カ月ほどで、3歳の未勝利戦がなくなることもあり、真剣度では他のレースの比ではないはず。また、この時期でも、かなりの素質馬が未勝利には残っているし、軸馬として信頼できるタイプも多い。 怖いのは前走の着順と関係なく、ある日突然に大駆けを決める馬がいること。全体の層が薄いので、ほんの少しの変化で一気に上位を争うことは難しくない。その対策として故障等で仕上がり遅れとなった良血馬であるとか、ケイコで常に動くタイプであるとか、とにかくスジの良さそうな馬を押さえにピックアップしておきたいもの。 特別戦は先週までの阪神競馬のような除外馬ラッシュが緩和されそう。頭数的には買いやすい気がしないでもないが、個人的には堅いと感じる本命馬がいないレースは、3連単よりも馬連、馬単で参加する程度にしたいとも思う。 |
| 今週の重賞競走は新潟で行われる「アイビスSD」のみ。今年で8度目を迎える直線1000メートル競馬。過去7回における1着馬の単勝人気はAAE@FFLで、2着馬はC@DBAB@。意外に人気馬が頼りない傾向。年間を通じてオープン級での直線競馬はこのレースのみ。データ不足であることも人気の偏りを生じさせたりする原因のひとつか。 昨年2着のナカヤマパラダイスがある程度は人気を集めそうだが、最近は詰めの甘さが目立つ。上り馬としての勢いがあった1年前ほどの魅力はない。 コーナリングが下手だとか、馬ゴミを嫌ったりするタイプが直線競馬で浮上することがある。その該当馬はエムオーウイナー、ステキシンスケクン。不利を受けるレースが多いカノヤザクラ、シンボリグランも直線競馬の方がスムーズに動けるはず。 1000メートル戦なので、基本的にはスピードの勝負。こちらを重視するならエイムアットビップ、サープラスシンガー、マルブツイースターあたりも問題になる。逆に雨でドロンコ馬場になればアルーリングボイス。 有力候補が多すぎる気がしないでもないが、絞るとすればカノヤザクラと3歳のエイムアットビップ。久びさながらスピードに勝るサープラスシンガーが単勝の穴。 小倉競馬場では日曜日に準オープンの「博多S」が芝1800メートルの距離で行われる。グロリアスウィークが58キロを背負わされるので、他馬にも逆転のチャンスは十分。 その1番手が前走の京橋特別で4馬身差の楽勝をしたダイシングロウ。マーメイドS4着のプリトマルティスも自己条件戦で55キロなら好勝負が望める。 函館競馬場では日曜日に「マリーンS」がダートの1700メートルで行われる。大沼Sを57.5キロのハンデで勝ったフェラーリピサが主役。今回は別定の57キロと負担重量にも恵まれた。 大沼S2着のメイショウサライは叩き2走目で上積みが見込める。この両馬が少しリードしているが、割り込むとすれば前走のオアシスSでゼンノパルテノンをハナ差押さえたアドマイヤスバル。以下、キクノアロー、トーセンブライトと続くが、上記3頭とは少し力の差が感じられる。 |