いち早くマヤ占いの有効性に気がつき、マヤ文明の研究が進んだアメリカの文献を読み解きながら、独自の理論を組み立てた。日本におけるマヤ占い研究の第一人者。
1999年よりマヤ鑑定士としての活動をはじめ、現在は電話占いとメール鑑定をメインに活動。
マヤ占術を自在に駆使する、日本でも貴重な占い師であり、マヤ暦をテーマにした自身のブログには月に5万件のアクセスがある。有名人、実業家、経営者、作家やデザイナーなど、各界からの人気や信頼も高い。
また、自身のブログ、マヤ暦・カレンダー、携帯サイト、アプリなどの制作にもたずさわり、精力的に活動している。
マヤの暦(こよみ)は、紀元前1500年ごろ、メソアメリカ最古のオルメカ文明にさかのぼると見られています。メキシコ南東部、グアテマラ、ユカタン半島などを中心に栄え、熱帯ジャングルの中でも正確かつ高度な天文学知識をもって、数々のピラミッドや神殿を建築している、今もなお謎の多い文明がマヤ文明です。
マヤの人々は、天体の動きを観察し、高度な数学と観測技術をもつ哲学者として、極めて正確な暦を有していました。マヤ暦は、主にふたつの複雑な暦システム「260日のツォルキン暦」と「360日のハアブ暦」(現在の太陽暦に酷似しています)を使用しますが、どのような起源をもって創造されたのかは、未だ解明されていません。
「ツォルキン暦」は、マヤ儀式と預言をつかさどる神聖な260日暦。20のデイサイン(日の名前)と1〜13までの数字が歯車のように組み合わさって、時を循環しています。「ハアブ暦」は、ひと月が20日で18カ月あり、ワイエブと呼ばれる不吉な5日間を加えた365日が、1年となって循環します。
また、長期暦といわれる5200年周期の概念があり、マヤの人々はこの期間を「太陽」と呼んでいます。その「太陽」の周期が終わるとき、それこそが私たちのグレゴリオ暦でいう2012年12月21日。この事実が、世界中の「2012年終末論ブーム」を巻き起こしたのです。
肉体が生まれた日を、私たちは「誕生日」と呼んでいます。聖なる時間を生きるために授かった「デイサイン」は、あなたの魂の誕生日でもあるのです。
伝統的なマヤの一族は、今でもシャーマンや長老の教えを守っていて、聖なる時を大切に過ごしています。また、マヤのスピリットでは、人はこの世に誕生するとき「自由な魂(フリースピリット)」を獲得するといわれています。それは、あなたの「顔」や「運命」を主宰する守護霊「ナーカル」と呼ばれ、神聖暦の「日の名前(デイサイン)」として、あなた自身の人生と一緒に時を刻む守り手になります。
自分の聖なる時のリズムやデイサインを認識することで、今以上により自分らしく、より自然の力を味方にして、人生を生きることができるようになるのです。
ワニ | 創造性豊かなチャレンジャー&クリエイター | サル | 世界を織り上げる智恵と創造性をもつ天性の名職人 |
風 | 情熱とスピリットが生み出す宇宙感性の人 | 道 | 善良で人に奉仕する道を歩む梯子(はしご)をもつ天使 |
夜 | 陰陽二面の知恵をもつ聖なるお茶目ハート | コーン | 運命を支配する時のリーダー。親的役割を担う教育者 |
トカゲ | 神の舞を踊る魅惑的な種族 | ジャガー | 強運と財運をもち、見えない世界を闊歩する夜の王者 |
ヘビ | 血と情熱をもって人類愛を守る、聖なる火の継承者 | ワシ | 成功運と金運をもち、目標に向かって戦う光の戦士 |
死 | 賢者の智恵を授かり、世界の橋渡し役を担う縁結び役 | コンドル | 癒しとゆるしの力で人に平安を与える、穏やかでお気楽な人のいい一族 |
シカ | 強烈な個性とスター性が際立つ森の王者 | 香 | 思考力と天の頭脳をもつ、行動的な陽のエネルギー分子 |
ウサギ | 幸運と美の感性をもつ愛されキャラ | ナイフ | 秀でた洞察力と闇を明らかにする鋭さをもつ、優秀な癒し手 |
水 | ビジョンに導かれた純粋さと芸術性豊かな人 | 嵐 | 情が深く、高い霊性で周囲を打倒する高貴な芸術家 |
イヌ | 信頼と確信を大切にする喜びの運搬人 | 祖先 | 神聖な力と見えない高次意識で、天と交流する創造神の化身 |
生命樹とは、宇宙の中心を象徴しています。たとえば、占星術でいうところの「ホロスコープ」といってもいいでしょう。
キチェーマヤ族の人たちは、自分を中心とした四つの方向には、それぞれに色や聖なる次元、霊的宇宙などのように、魔術的な象徴概念が込められていると考えていました。東を正面にして両手を広げると「自分」という「生命樹」が宇宙の中心点にある、という世界観です。
生命樹は、自分のデイサインを中心に、上下左右(東西南北)、そして背後のデイサインを司ります。
東(未来) | これから起こること、目指す方向を表します。この先に訪れる恵みや実りという意味で、子どもや子孫を表すこともあります。 |
西(過去) | 幼少期や前世、祖先などあらゆる過去を表します。また、自分を支える根底という意味もあります。 |
南(男性性) | 家族を含めた男性パワーやあなたの力、能力を表します。仕事運など、社会とのかかわりを示します。 |
北(女性性) | 恋愛、結婚、愛情などを表します。感情やメンタル面などを支配します。 |
背後 | 自分の性質とはまったく正反対なものの、結びつきやすいものを表します。影と陽の関係の相手を示します。 |
マヤカードは、マヤの神々からの啓示です。そのとき、その瞬間あなたに知らせたい重要な神々からのメッセージが11枚のカードに秘められています。
マヤ数秘は、生年月日から導かれるその人だけに割り当てられた1〜13の数字です。生命樹におけるデイサインすべてに数字が割り当てられており、その人の基本性質や運命、時期などを読み解く重要な手がかりとなります。
13日の周期を「トレセーナ」と呼びます。
マヤ暦における13日のサイクルは、聖なるカレンダーを生きるために大切な要素です。13は「時(天国)のピラミッド」と呼ばれ、特殊な数学的特性をもつサイクル。数には、特定のエネルギーや波動がひめられており「1」からはじまって「7」日目にピラミッドの頂点に達します。ピラミッドを降りるごとに数値は上がり「13」までエネルギーはどんどん強まっていきます。さらに「13」は、マヤ暦では天国そのものの象徴、という特別な意味をもっているのです(仏教や神道においても「13」は最高の数字として考えられており、人はひとつの物事に対して13通りの答えを見出すことができる、と考えられていました)。
そんな13日のサイクルがもつ意味やエネルギーを感じながら、時のピラミッドを生きることは、聖なる次元を生きることにつながっているのです。