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| 第一のアルカナ『愚者』 |
これから順を追ってアルカナを論じてゆきましょう。
初回は、番号なしのアルカナ「愚者」について。
最初に言っておくけれど、タロットカード一枚取り上げて、
吉か凶か、教えてくれとよく問われるけれどね、
そんな単純なことだけを表わしているのがタロットカードではないんだよね。
すべてのカードにあてはまることだけれども。

ウェイト版
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ウェイト版などは、岸壁に堕ちるか否かと行った愚鈍なタイプの
若者が描かれ、イチかバチかの「賭け」的な要素が強く描かれている。
古典版
古典版では「番号なし」で知られているこの「愚者」カード。
その他のカードには、カード上部にローマ数字が振り当てられているが、
この「愚者」カードはnon-number。
22枚の大アルカナの中には、もうひとつ特徴的な「タイトルなし」
「13番」が振られているnon-titleのカードがある。
「タイトルなし・13番」
今日多く出回っている様々な亜流版では、
「死に神」と言うタイトルが付けられているのが常だが。
21番のアルカナ「世界」
(亜流版とは、創作者個人の独創タロットカードとも言えるもので、
例えばここに上げました21番のアルカナ「世界」のカード、
これなどは亜流版。ウェイト版も亜流と見なす人もおり、
時と場合によっては、こだわらなくても良いでしょう。)
「番号なし」「タイトルなし」どちらも「名状し難きもの」を表しています。
口では言い表せないもの。表現し難いもの。
「ヤハウェ」という言葉を聞いたことがあるだろうか、
旧約聖書に見られるヘブライ語で4文字で表されるものだが、
アルファベットにすると「IHVH」と表記され、
「口にするのも恐れ多い」との意、即ち「神」を表わす。
「神」とは、人間の信仰の対象、崇高にして絶対的な力を有する超越的存在であるのですが、
ヒトが最初に信仰した「神」を知っている?それが「無」。
古来人が「無」を崇拝することに始まって、
現在、私たちの周辺にはその異形、時に偶像である場合などもあるが、
様々な「神々」が存在しています。信仰の対象として奉られています。
「無」を説明しようとしても、形は勿論なく、色も・・・言及するのが難しい。
「存在しない」けれども、「確かに在った」もの、
そこから光と闇とが分けられたもの、そこから宇宙が、天と地が、生き物が、ヒトが発生した。
原初、宇宙の生みの親、時に「宇宙卵」だとも説明される。
余談になるが、一連の22枚のアルカナの最後に来るカード「世界」には
時に宇宙卵が描かれている。
ウェイト版には、カードの右上にその「原初の光」、
「無限光」とも呼ばれるそれが描かれている。
物語の中に登場する「神」は、時にみすぼらしい乞食の姿をしていたりします。
主人公の無垢な精神が「神」に触れたときに、奇跡を起こしてくれる逸話があるよね。
このコンテンツの「The Fool」には、
そんな「神」と「無垢な精神」とを掛け合わせて描いたような象徴画。
白い子犬は、守り仕えるために側にいる守護天使。
主なる神、ヤハウェに仕えるは能天使群、エロヒム。
最強のカードと言っても過言ではないこの「愚者」カード。
描かれている「愚者」は宇宙の秘密、
この大宇宙に関する深淵にして膨大な情報量を手にしている人、
へんてこりんな風貌をしているけれどね、
この人が宇宙の秘密のカギを握っているよ、と言うこと。
このカードは最強にして最高の切り札です。
イチかバチか動いてみよう。ただし、行ける所まで行かなきゃ動く意味がないよ。
中途半端に動くくらいなら、お家でおとなしくしているのがいい。
この強いカードが委ねられた人物の切り札を使うだけの器量までもは保証していないのよ。
可能性、潜在力を活かすも殺すもあなた次第。
| アルカナ | 第一のアルカナ |
| タイトル | 「愚者」The Fool |
| イタリア語 | Il Matto |
| フランス語 | LeFou, Le Fol, Le Mat |
| カードの象意 | 無、無限、未知、定まらない、純真性 |
| キーワード |
天真爛漫
純真無垢
既成概念に捕らわれない
大胆
風変わり
突飛な言行
エキセントリック
個性
冒険
好奇心
自由気まま
快楽主義
行き当たりばったり
深く考えない
非現実的
危険な状態
無分別・無規律
アウトロー
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