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| 第八のアルカナ『戦車』 |
さて、アルカナ論は、ローマ数字にして7の数が振り当てられておりますカード「戦車」へと参ります。
タイトルからしますと、機動隊などの戦闘機を思い浮かべる人もいるでしょうが、
タロットカードの「戦車」と言えば、馬車が描かれているのが特徴的。
天蓋つきの二頭立ての馬車が典型的ですが、初期の手描きのカードでは、
女性の御者が描かれており、ブライダル・パレードであるかのような絵柄も存在いたします。
古典的なデッキに見られるのは、闘争する戦士と言うより、「パレードを行う軍人」というイメージが。

「1843年 エッティラ作品」 |
「エジプトの性愛と多産の女神イシュタル」の姿が描かれているデッキも存在いたしますが、
元々は、72のソロモンの精霊のひとり、竜に乗った天使「アスタルテ」が描かれていたという説が
興味深い。

「エジプトの性愛と 多産の女神イシュタル」 |
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「アスタルテ」
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ギリシア・ローマ神話、またミトラス教において、
英雄の象徴である太陽神は、白馬を御する姿で登場いたします。
羽が生えた馬が描かれていることも多いようですが、これは架空の聖獣「ペガサス」。
異次元への移行を可能にする生き物ですが、
竜にしろペガサスにしろ、「聖なる生き物を御して羽ばたく人の姿」とは、
古今東西の作画家たちに人気のある構図のよう。
タロットの元祖「マルセイユ版」では、
角張った天蓋付きの馬車を二頭の馬が引いている様子が正面から描かれております。

マルセイユ版「戦車chariot」 |
天蓋を支える四本の柱は、
火・地・風・水、それぞれを象徴する活動宮、
すなわち、白羊宮、巨蟹宮、天秤宮、磨羯宮を表しているとのこと。
それらを統合できる若き勇者・プリンスが描かれているのですね。
現在、出回っている多くのデッキが、このスタイルにならっているが、ウェイト版の特徴と言えば、
馬の代わりにエジプトの神や聖地を守る聖獣「スフィンクス」を登場させている所。

ウェイト版「戦車chariot」 |
頭は人だが身体は獣というスフィンクスは「崇高な人の理念」を示す一方で、
それが人の本能的な欲望に根ざしていることを象徴するもの。
白いスフィンクスと黒いスフィンクスを御することとは、
野望のままに突っ走らず、崇高な理念のみを追求していこうとすること、
気高く大志を目指して突っ走ることを示します。
「戦車」は、思いついたら一直線というような瞬発力や、
熱しやすく冷めやすい衝動性を示すカードだが、
ここには非常に短絡的で、一時的、瞬間的なヒトの感情、言動が暗示されているのです。
何ごとにも、根底には生きるための本能的な欲求ありき。
男性にも女性にもあるその情動、本能的欲求、
心理学用語で言う「リビドー」のおもむくままに突っ走るヒトが描かれているのが「戦車」。
その本能を司るヒトの意識と肉体と精神とのバランスが取れていれば、
何であれ、ゴールを目指して突っ走り、あなたは勝利者となることでしょう。
英雄伝を残すことができるはず!
快活で意気揚揚としたノリノリの状態をも暗示しますので、
未来の位置にこのカードが出れば、
状況がパッと華やかにわいてくることがわかりますね。
質問者が、名声を目指して冒険に出る、ということもあるでしょう。
ただし、衝動的で一貫性がないのがこのカードの特徴。
その時ある事柄について、あなたの勝利は約束されているのですが、
その先のことまでは保障しておりません。
「デートは盛り上がったけど、それだけだったワ。
結局、いまだに友達以上恋人未満なの」なんて場合は多々あるようです。
(著作権法に基づき掲載文書の無断転用・流用はお控えください。)
| アルカナ | 第八のアルカナ |
| タイトル | 「戦車」 |
| 英語 | The Cheriot |
| フランス語 | Le Chariot |
| イタリア語 | Il Carro |
| カードの象意 | 自我衝動、突発的な言動、事態の急進展、自分/事態を上手にコントロールすること、成果を得る、建て前、仮の顔・姿でがんばること。 |
| キーワード |
征服・獲得
闘争・戦い
努力による達成・成功
本能に忠実
主導権を持つ・独立する
開放的・アクティブ
激情、思い込みの激しさ
性急、突っ走って失敗する
好戦的
支配欲
困難・トラブル
乱暴、無慈悲な行為
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| その他 |
外面のいい人
スポーツ
突発的な事故・ケガ・体調を崩す
腎臓の障害
旅行関係、海外・外資系
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