


Windows 95,98,Meなど既にサポートが終了した古いOSでインターネット利用を続けると、コンピュータウイルスやボットウイルス(ボットとは?:サイバークリーンセンター)などに感染しやすく非常に危険です。これら古いWindows OSに関しては修正プログラムが提供されておらず、システムの欠陥や問題が残ったままになっているからです。

さらに、古いWindows を使用した場合、セキュリティ対策ソフトウエアさえも使えない可能性があります。たとえば、Symantec Norton AntiVirusの場合、Windows95上で動作保証する製品のウイルスパターン更新サービスは既に終了していますし、Windows98, Me 上の動作保証をしている Norton AntiVirus 2005でさえ2008年10月15日をもって更新サービスを終了することがアナウンスされています。
つまり、古い Windowsを使い続けるということは、全く無防備な状態でインターネットの荒波に漕ぎ出すのと同じと言うことなのです。

ウイルスやボットをばらまく悪意を持った人々の目的は「お金」です。
ですから、読者のみなさんのID、パスワード、クレジット番号や銀行口座番号といった、お金に直結する情報を狙っています。あるいは、読者のみなさんやお友達をフィッシングサイトに引き寄せるために使うメールアドレスさえも標的になっています。
たとえば、日本においてもインターネット・バンキングに関する被害が増加しているのは、その結果かもしれません。

では、読者のみなさんで古いOSを使っている場合はどうすればよいのでしょうか?
お勧めとしては、WindowsXPやVistaなどの新しいOSを購入し、さらに最新のセキュリティ対策ソフトウエアを導入することです。ついでに言うと、新しいパソコンを買ったほうが良くないですか?そうすれば、ネットサーフィンも快適で、さらに安心・安全になるんですから。
今年9月、金融庁が発表したところによると、「インターネット・バンキングによる預金等不正払戻し」での被害1件あたりの平均額は136万円。また、8月末に全国銀行協会が発表した会員銀行向けのアンケート結果からは、「インターネット ・バンキングによる預金等不正引出し」に関する被害件数が、平成 19年になってから大幅に増加していることが分かります。
ニフティ株式会社所属。神戸大学学術情報基盤センター助手から有限責任中間法人 JPCERTコーディネーションセンター運用グループマネージャを経て現職。安心・安全なインターネットのため、少しでも社会貢献できないかと考えコラムで情報発信をしてみました。
趣味はコンピュータセキュリティ最新動向のチェイシング。現在 ボットネットとも格闘中(笑)