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朝鮮の神話

『太王四神記』の「ファヌン神話」

「ファヌン(桓雄)」神話について簡単に説明していこう。
「ファヌン神話」はアルタイ系の東夷族が徐々に東進している初期からあったとみられ、満州と朝鮮半島に入ってから、国を作る段階で「タングン神話」が作られたと思われる。

「ファヌン集団」というのは天神を信じる先進民族であり、熊をトーテムとする種族と虎をトーテムとする種族が土着民族だといわれている。トーテムとは「ある動物」または「ある植物」を神聖視し、自分の集団や種族と特別な関係があると信じる時、その神聖なる動植物を指すもので、未開社会で集団の象徴として使われていたことに由来する。
なので、神話の中の「熊」と「虎」はそれぞれ「熊族」と「虎族」を象徴し、壇君を生んだ熊女とは、熊族に属した女性で「ファヌン集団」の首長と婚約関係を結んだと思われている。そうして、「ファヌン集団」と「熊族」とは連盟関係を結び、もう一方の「虎族」とは敵対的な関係となったのだ。

『太王四神記』の中では、ファヌンの存在に関しては神話の原型をそのまま使い、熊と虎の話に関しては、神話を解釈した一般的な学説を参考に表現している。