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高中式活用法―実践編―

調教指数の算出方法

調教指数は全体を《70点》満点、ラスト1ハロンを《30点》満点として算出しており、調教指数の上限は《100点》。
なお日別、コース別で基準を設定しており、馬場状態なども加味します。また脚勢(馬なり・一杯など)によっても加点・減点を加えます。
現在は標準的な追い切り日である、水曜日と木曜日のみを対象に指数を算出

調教指数の目安としては以下の通り。

  • 《80点》を超えれば水準以上(=評価)
  • 《85点》を超えれば優秀な部類(=評価)
  • 《95点》を超えれば非常に優秀(=評価)

平均的に、S評価は週に5頭程度、A評価は20頭程度が該当しています。

また、上記の追い切り日以外の調教や、指数的評価は低くとも各馬に合った調教、厩舎独特の調教方法で時計以外にも注目すべき調教については、私が独自に判断して適時チェックを入れます。

  • 注目馬(=T評価)

次に2009年10月4日(日)の例を使って、実戦での馬券の応用法を少し紹介しておきましょう。

馬券が美味しいのは2歳戦

馬券は基本的には単勝・複勝が中心で、評価以上を狙うのがお薦め。ただし人気如何によってはB評価でも勝負。

10月4日(日)の阪神1R・3歳未勝利戦では12番エイシンナナツボシが栗東・CWで《84.3》をマークしてB評価。
クロフネ産駒で今回が4戦目にして初めてのダート戦。出走馬13頭中で1頭だけランクインしていることを考えれば、単勝700円は美味しい配当でした。
このように2歳戦は調教指数が直結することが、ほかの条件に比べて非常に多い。
初ダートでの一変を狙うには最適です。
また、2歳新馬も得意なジャンルの一つ。午前中の2歳戦は、この理論にとっては稼ぎどころです。

馬券

単勝 7.0×25,000円=175,000円
複勝 2.3×25,000円= 57,500円
払い戻し 232,500円

画面詳細

1レースに2頭が該当する場合

1レースに該当馬が2頭該当する場合は狙いも絞り易くなります。
ともに人気薄の場合は2頭とも単勝・複勝を購入するのも一つ。また2頭の馬連・ワイド・3連複で大きく狙ってみても面白いと思います。

この日は、1Rの12番エイシンナナツボシで利益は確保済み。3Rの2歳新馬は評価の8番アーリーデイズが1着で、単勝330円の配当ながらも的中。という、絶好の流れでした。
続く8Rではチェック馬(表記=T)の7番リバータウン、評価の12番アグネスイカロスが該当。8番人気、4番人気なら狙いとしては手頃。
私の場合は7番リバータウン、12番アグネスイカロスの単勝2点を購入し、7番リバータウンの複勝で保険を掛けて、3連複2頭軸で大きめの配当を狙ってみました。

結果は7番リバータウンが勝って単勝1,520円、複勝420円の配当。12番アグネスイカロスも2着で、対象馬2頭でのワンツー・フィニッシュ。
3着は6番ハードリレーで3連複15,390円も的中でしたが、もし仮に4着の13番スリーコンビナートが粘っていれば84,790円の配当。
払い戻しは100万円を超えていただけに惜しかったけれど、元々が単複での狙いだっただけに本来の目的は達成出来ました。

馬券

馬券

単勝   15.2×10,000円=152,000円
複勝    4.2×10,000円= 42,000円
3連複 153.9× 1,000円=153,900円
払い戻し 347,900円

画面詳細

1週前の好調教は妙味アリ

1R、3R、7Rで勝ちはすでに確定しており、余裕を持ってのメインレース。 中山で行われたスプリンターズSは僅か1cmの差で大魚を逃したましたが、直後に行われた11Rの道頓堀S(3歳上1600万下)。
入門編では「レース当週の調教は重要だが、1週前&2週前も考慮する」と書きましたが、1週前&2週前に動いても人気にならないことは本当に多い。
そのような馬を狙い撃ちできるのが、この調教理論の他と比べて優れた点です。
このレースの5番ボストンオーも、典型的な上記のパターンで週初めから狙っていた馬。

5走前に京王杯SC、4走前にCBC賞に出走した実力馬。と、ここまでは調教抜きで誰でも考え得る事実。
当たり前ですが、1600万条件で本調子なら当然勝ち負けです。
そして、まさにその調子を見る目安となるのが直前の追い切り時計や新聞などのコメントなのですが、普通の一般的な競馬ファンは、調教についてそれ以上の情報を得ようとする事は少ないように見受けられます。

馬の過去成績、新聞の印、血統、騎手、など確かに予想には必要な物です。しかし、今回に関して言えばその部分を検討する事はほとんど意味を成しません。
すでに能力は示しており、問題は「いつ走るのか?」だけに焦点を当てるべき。
我々が入手できる情報の中で、それに応えてくれるのはやはり調教しかありません。それを丹念に、徹底的に調べる。
「いつ走るのか?」のヒントは、その中ににしか存在しておらず、それを見つけるのがこのレースのポイントという事が分かっている。 すべき事と材料は十分にそろっているのであれば、あとは実行するだけ。

ボストンオーは1週前の木曜に《86.0》をマークして評価でしたが、今週は目立った時計を出してはいません。
毎回こういった馬は人気の盲点になりやすく、(今回のような条件を満たせば)人気薄で好走するのがパターンです。
上記の事を踏まえれば、単勝3,510円は付き過ぎではないでしょうか?

馬券的には5番ボストンオーの単勝が美味しいと思った訳ですが、同じく降級馬の17番エーシンフォワードも12番人気を覆しての3着。
当週に《87.0》をマークして評価と調教は動いていました。それでも、8カ月の休み明けが嫌われての低評価。
でも実際は休養前以上に調教では動いていました。
5番ボストンオー、17番エーシンフォワードの2頭軸なら、3連単189万馬券も取れていたかもしれません。

馬券

単勝 35.1×10,000円=351,000円
複勝  8.5×10,000円= 85,000円
払い戻し 436,000円

画面詳細

まとめ

さて、普段私が行っている一部を紹介させて頂きましたが、どのような感想を持たれたでしょう?
全レースでこの理論のみで勝てるとは思っていない事を強調しておきます。
調教をメインにおいている理論だけに、勿論「使い所」が重要。

皐月賞のキャプテントゥーレは、抜けた馬が居ない混戦の中で、フューチュリティS3着・弥生賞4着(共にコンマ4秒差)という実績を持った馬でした。
人気馬達とほぼ能力に差のない中で、調教を主眼に置けば断然の1番手評価になる存在。そんな馬が7番人気という低評価。
つまり、ここが「使い所」になる場面。

また、エイシンナナツボシ、アーリデイズは、2歳未勝利・新馬。
調教がそのまま結果に直結しやすい条件だけに、調教指数を能力指数に見立てて使える場面です。
これもまた「使い所」になるパターン。

古馬のレースにおいては、「いつ走るのか?」がそのまま「使い所」になる時があります。
リバータウン、ボストンオー、この2頭はどちらも降級馬でした。
現級を勝っているという事は、すでにこのクラスを勝てるだけの力がある事を証明しており、 近走不調だとしても走れる状態になれば、やはり走ってしまいます。
それを見極める為にこの理論は大きな武器となるでしょう。

ごくわずかではありますが代表的なパターンの実例を挙げさせて頂いきました。
まだまだ他にも「使い所」はあります。それは今後少ずつ紹介していきたいと思います。
今回はこの理論の骨子となる部分と使い方を、多少なりとも伝えられていたら幸いです。

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