交わす言葉。交わる視線。その奥にひそむ、あの人の本当の気持ち。触れるのは怖いけれど……それでもすべてを知っていたいから。今、星に問う「あの人の瞳に、私はどう映っていますか？」。

もどかしさとじれったさと前の見えなさを愛せたころはとうに過ぎて、ただただ“約束”を求めるようになってどのくらい時が経っただろう。――幼い日に夢見た永遠へと続く誓いは、まだ、信じているのだけれど。

もしも手を伸ばせばきっと、その髪も肌も唇も何もかもに触れることができる。それなのに……僕はずっとおびえてる。たとえ手を伸ばしても、君の心はつかめない。そんな予感が心をとらえてはなさないから。

「好き」。その一言を愛しい唇から聞けるなら、どんな罪だって犯そう。あの人以外の愛など何の意味もないと、今、この胸が叫ぶから。

髪に顔をうずめ、うわずった声で名前を呼んで。吐息ひとつであわだつ肌を隠さないで。我を忘れ、ただ快楽だけに溺れて。――好きだからこそ抱く、この世で一番よこしまで、淫らで、純粋な欲望。

もしもあなたの心の中に私の居場所があるのなら、あなたがそこにかける言葉のすべてを知りたい。どんな小さなささやきも。それが悲しい知らせでも。

「運命とはさだめではなく選択」。昔、そんな言葉を聞いた。もしもそれが本当ならば……きっとこれからも私は恋をできる。身も心も震えるような恋を、いくつでも。

「誰よりも」。どうしてその言葉はこんなにも胸を甘く締めつけて、私を苦しくさせるんだろう。自分は自分、人は人――それがわからないわけじゃないのに。人の心は縛れない、そんなことだってよくわかっているのに。

あの人の望む、これから。私の夢見る、未来。――今はただ星に祈る。ふたりの願いが一つに重なっていますように、と。

あなたの胸を震わせるすべてを私に打ち明けてくれませんか？未だ声にならぬ言葉を。表情（かお）にすら浮かばぬ、ひそやかな想いを。

この甘やかな空気を恋の気配と呼んだなら、あなたに笑われてしまうでしょうか。射るような視線と探る言葉にどうしても胸が震えると言ったら……あなたは本当に否定しますか？　こんなにも特別な予感が満ちているのに。

あなたの瞳の中に、特別な想いが宿っている気がするのは、私だけでしょうか？　ほほ笑みのその奥にある「本当」を教えてはもらえませんか？　こうしている今も……心震わせていてくれると信じるのは愚かですか？

「もう忘れなきゃ」「あきらめよう」「初めからなかったんだ」。今朝もまた、朝日にそう誓った。なのに……相も変わらず胸しめつけるこの想い。本当のところ、この恋にまだ、望みはあるの？

恋をして初めて知った、「自分らしさ」を覆い隠す必然。そう、たとえ誰に笑われてもかまわない。あの人の目に、美しく映るなら。

本当は気づいていた。見ないふりをしてた。でも、もう隠せない。今、この身に甘い視線を注ぐ――あなたはいったい……誰？

どうしてもどうしてもあなたの心に届かなくて、望んではいけないと知りつつもつい夢見てしまう私を愚かだと笑いますか？　恋する気持ちに縛られて、一歩も動けなくなってしまったこの私を。

「好きなだけで幸せ」それも決して嘘じゃない。でも……どうしても願ってしまう。「あの人に愛されたい、その声を髪を毎日のすべてを私だけのものにしたい」――この気持ち、罪ですか？

「だいじょうぶ。信じよう」小さく痛む胸に、今日もまた言い聞かせる。――どうして「未来」はいつだって、こんなにも不確かで、儚くて……不安ばかりを運んでくるのだろう。

私と同じ勇気のなさをあなたももっていてくれると信じてもいいですか。「好き」。ほんの少し唇を動かせば声になるその一言をずっと言えずにいる私と。

もしも本当に私たちが「運命」を生きるのなら。孤独はいつか終わり、愛の本当の意味を知る日が来るのなら……。きっと逢える。まだ見ぬあなたに。私だけの、幸福のありかに。

あの人の唇にのぼる私――いったい、どんな言葉で語られるのだろう？願わくば、それは「愛しい人」であるように。

「私のこと、好き？」その言葉をあの人に届けられたらどんなにいいだろう。そしてそれにあの人が正直に答えてくれたら、なんて素敵なんだろう。でも、今はまだ勇気がないから……そっと、星に願いを。

「『答え』がほしくて恋をしているわけではない」「『未来』なんて知りたくない」……。ううん、本当は誰よりも教えてほしいと望んでる。この恋が、どんなシナリオをたどるのか。

「隣を歩く」「名前を呼ぶ」……恋人だからこそ許される、すべて。あの人が私の運命なら……いつか、きっと。

逢いたい。声が聞きたい。できるなら……触れたい。この狂おしい想いを、切なさを、どうかあの人も、同じように。

あのときそらした瞳の、言いかけたせりふの、本当の意味を聞かせてください。この唇が紡ぐべき言葉をどうぞ教えてください。……どうしても消えぬこの予感が、真実のものであるのなら。

「恋心とは、離れているときこそ募るもの」――もしその言葉が本当なら。どうか逢えぬ今、あの人も心震わせていて。私への愛しさに。身を切るようなせつなさに。

「どうかどうか」。震える指でそっと祈る。あの人が、私の「たった一人」であることを。私という人間が、あの人と出逢うために生まれた存在であることを。

「愛してる」。今の願いはただ一つ。あの人の唇から、愛がほとばしる瞬間を見たい。世界中他の誰でもなく、私だけのために、身を震わせて。

思うように縮まらない距離。届きそうで届かない声。本心を明かさないあなたと一歩前に踏み出せない私。このもどかしさをそのまま受けとめてもらえたらいいのに。

どうして恋に「答え」なんてあるのだろう。ただ好きなだけじゃなぜだめなんだろう。でも……それでもやっぱり知りたい。この恋の未来を。今のふたりに約束された運命を。

人を好きになることがこんなにも切ないだなんて、今まで知らなかった。胸揺さぶる想いを、こんなにも届けたくなるなんて。恋の未来が見えなくて、泣きそうになるなんて。

たび重なる偶然を必然だと信じる私は愚かですか？　言葉ではうまく説明できないこの予感を「運命」と名付けたら……嗤われてしまうでしょうか？

情けないほど、恋をしてしまった。自分が自分でなくなる感覚を、初めて知った。そう、だから――もう、隠し通すなどできない。だって言葉にしなければ、私が壊れてしまうから。

胸をよぎる甘い期待。心の奥底で座り込む絶望。あの人と歩む恋の道は、いったいどこにつながっているのだろう？

恋をするたびいつも願う。愛しいあの人の声も髪も……そのすべてが、私だけのために創（つく）られたものであることを。

いったい、いつの頃からだろう。この胸に、小さな「ときめき」がいすわったのは。あの人に愛されているという「予感」が、どうしても抑えられなくなったのは。

「独り過ごす夜の果てしない静けさが好き」。懸命に自由を過大評価して覆い隠した、底知れぬ淋しさ。――本当は、誰かの腕で眠りたいのに。

「特別」なだけで恋のできる頃を過ぎて、本当の優しさが何かを知った。だから――ようやくたどりつく。真実の恋に。すぐそばにいる「運命」に。

交わす言葉、流れる空気……ふたりを取り巻くすべてにただよう、特別な予感。「そんなわけはない」と打ち消すことは、もうできない。ひょっとして――この出逢いは「運命」？

あの人のすべてに途惑って、くだらないほど色を変える私の日常。恋をした人だけが知る、幸せな動揺。

「傷つくのが怖い」「出逢いがない」「好みが厳しい」……自分で自分に言い訳するのは、もうたくさん。本当は、ずっとずっと信じて待っているから。幼い頃夢見たとおりの「大恋愛」は、この先に待っているって。

まだ「なんとなく」だから、大きな声では言えない。友だちにも聞けないし、あの人に確かめることもできない。でも……どうしても予感は消えない。そらした目に、震える声に、あの人の「本心」が隠れてる気がして。

この世の中に「必ず」なんてないと思ってた。恋はいつも儚く消えるものだと。幸せは、私の横を通り過ぎていくものだと。――そう、この恋を知るまでは。

ただただ肌におぼれ、理性を戯言だと笑い飛ばし、我をも忘れて恋だけに身を捧ぐ――いつかやってくる、運命に飲みこまれる快楽を味わうその日。

「愛してる」そう動く瞬間の、自分の唇が好き。恋をしている自分が、一番好き。だから……生まれてきた喜びを、この身を焦がす愛に捧げよう。生涯をかけて紡ぐ、世界でたった一つの恋のドラマ。

いくつも数えた眠れぬ夜も、声がかれるまで泣き続けた朝も、全部ぜんぶこのときのためだったと、いつかきっと笑える。「最高に特別なたった一つ」が、最後に私を待っているから。

恋のゆくえにつまづいて、愛しい名を呼び続けたあの頃。「人生は起伏にとんでいる」そんな言葉が本当なら……この先にはきっと待っている、愛の輝きに満ちた、私だけの「恋愛絶頂期」。

もしもこの人生に「約束」があるのなら、それは、かけがえのないたった一つの愛であってほしい。出逢った瞬間に心奪われるような。見つめあうだけで息が苦しくなるような。私のすべてを、恋色に染めてしまうような。

「幸せの青い鳥はすぐそばにいる」。遠い昔、母の腕の中で聞いた甘いおとぎ話。もしかしたら……それは本当のことだったのかもしれない。運命はもう訪れているのかもしれない。私の、すぐそばに。

「傷つくだけなんて本当の恋ではない」。そんな言葉を何度聞いただろう。涙が枯れぬまま迎える朝をどれだけ数えただろう。でも……震える心はただあの人だけを求め続ける。誰かどうかこの恋は運命だと背中を押して。

ねえ、あなたの瞳に私はどう映っていますか？　ふたりの未来は、あなたの心に浮かんでいますか？　どんな言葉だってかまいません。あなたの本当の気持ちを教えてください。嘘偽りない本心を、どうか。

【一部無料あり】もしも人生に奇跡が起こるのなら、今、ください。ありのままの私を受け入れ、愛してくれる人とめぐり逢わせてください。未だ褪せぬ幼き日の思い出が消えゆく前に。独りに疲れた心がしおれる前に。

離れているあなたの心を、それでも欲しいと望むのは贅沢でしょうか。顔を見ると何も言えないのに。わけもなくはしゃいで恋心を隠すだけの私が、この甘やかな切なさであなたの胸を満たしたいと願うのは……罪ですか？

思わせぶりな言葉に心を揺らして、優しさに傷ついてまた夢を見て、ちっぽけな子どもみたいに恋に惑うしかない私に……どうぞ答えをください。あなたの「本当の気持ち」を。

唇にのぼらぬ想いを、そらすこともせぬ瞳を、無関心だと決めつけないで。本当は抑えているのに。こんなにも苦しいだけの恋を。君を、困らせたくはないからと。

「好きだからすべてを知りたい」。――こんな私をわがままだと笑いますか？　傲慢だと責めますか？　こんなにも愛しくて、すべてが震えるほどなのに。

真実になら傷つけられてもかまわない。あなたがそう望むならこの恋を手放してもかまわない。「見えない」ばかりの今はもうつらい。だからお願い。「本当」だけをちょうだい。こんなにも、好きになってしまった私に。

愛しい人の腕をとって、ただ明日へと歩もう。指輪も花束も……この幸せを彩るすべてに、変わらぬ愛を誓って。

幼い頃無邪気に夢見てた。いつか当たり前のように結婚できるって。恋はすべて、「結婚」につながっているって。その気持ち……今もまだ、持ち続けていていいですか？

これからめぐる、三百六十五の昼と夜。そこにはきっと、歓びも悲しみも、すべてを分かち合える人が待っているはず。「運命」という名のその人が。

やっと身についた、「独りで生きる自信」。だからこそ――今、「ふたり」を選ぼう。私が、私らしくあるために。

【一部無料あり】運命の糸のゆくえを、いいえ、糸そのものの存在を、幾度見失ったことでしょう。定められた約束を何度信じられなくなったかしれません。でも……やはり思うのです。私に出逢うために生まれた誰かがきっといると。

【一部無料】「私のためにだけ存在する、誰か」。生まれる前から決まっていたその人をずっとずっと探してきた。そして……きっともうすぐ出逢える、そんな気がする。年齢を重ねた分、優しく強くなれた私なら。

まだスーツが似合わなかったあの頃、確かに夢があった。「仕事なんてそんなもの」と割り切ってきたけれど、かつての自分を裏切ることは、もうできない。前へ踏み出す勇気は、まだこの胸にあるから。

「好かれていたい」。他人の眼は気にならないといくらうそぶいても、心の底ではやっぱりそう願ってる。ありのままの私を受け入れて。認めて。できるなら、愛して。

「最近すっかり後ろ向き」。そんなちょっとお疲れ気味のあなたに贈る、「自分の可能性」徹底追求パック。だいじょうぶ。あなたはまだまだたくさんの才能を秘めています。――自分で、自分の限界を決めないで。

「がんばったからそれでいい」なんて思わない。欲しいのは、あくまでも「結果」。私が、私でいるために。責任と引き換えに手にした「自信」を守るために。

決して逃げてるわけじゃない。ただ、もっと未来を信じていたいだけ。歩む足を止めないために。今の自分がすべてだなんて、思わないために。

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過ぎた年月に誇りをもって、流した涙に胸を張って……ずっとずっとそうやって生きていきたい。「可能性」は若さだけではないと信じているから。まだ見ぬ世界は私の前にも拡がっているから。

運命が用意した、「未来」という名のシナリオ。そこにはきっと、今よりももっと素敵な毎日が待っているから。さあ、まだ見ぬ明日へと歩いて行こう。新しい自分で。不安ではなく期待を、この胸に抱いて。

この世の中に私という人間が存在している理由。積み重ねた歳月の意味と先で待つ未来。誇りをもって胸を張ってこれからも生きていくために――いったんここで、「人生の答え合わせ」。

日々の生活に流されて、見失ってしまった本当の自分。こんなはずじゃなかった……そんな思いはあるけれど。今、思い出そう。生まれたままの、私。

どうか本当の本当を教えてください。あなたの目に、私はどう映っていますか？　愛されていますか？　知らず知らずに人を傷つけたりしていませんか？　このままの私で歩んでいっていいですか？

「もう、ずっと、苦しい」。胸の奥で、小さな私が悲鳴をあげる。灯りのない道を一人歩くのは怖いと。眠れぬ夜にいつ終わりはくるのか、と。

小さな躓きと大きな歓びと優しい言葉と悲しい別れと……。きっとこの先も私は運命という名の道を歩いていくのだろう。私自身の足で。この心で。この躰で。これまでもずっと、そうだったように。

今日もまた、「成功」という名のおとぎ話が街にあふれる。私は相も変わらず、ここに立ちすくんでいるのに。いつか開く、輝きへの扉を待ちわびながら。

毎日似たような景色を見て、同じような服を着て、代わり映えのしない言葉を紡いで私は生きてる。もうすぐきっとすべてが変わる、そんな夢をぎゅっと抱いて。

友は優しさで口をつむり、私は恐ろしさで耳を塞ぎ、人々は面倒に巻きこまれたくないと背中を向ける。でも……「真実」があるのならどうぞ教えて。「世の中」の語る私の姿を。

これといって何もない毎日を「穏やかな日々」と呼ぶことで、私はいったい、何をあきらめてきたのだろう。本当は、「運命」という大きな力が人生を動かすその日を、こんなにも待っているのに。

「恋も仕事も」――そんなんじゃぜんぜん足りない。たとえ欲ばりだとしかられても、手にするものはきっと、多いほど素敵だから。

私にしかできないこと。私にだけ見えるもの。私だけが手にできる結実。「何か物足りない」。そんな気持ちと別れを告げる日は、この先できっと待ってる。そう、それは「運命」が約束した、「成功」という名のシナリオ。

運命が変わるとき、人生が動くとき。新しい毎日。まだ見ぬ自分。――訪れる出来事に、誰より私が期待してる。すべてを鮮やかに染め直す、三つの奇跡。

この世に生を受け、母の腕に抱かれたその日から、最期の言葉とともに、すべてにさよならを告げるそのときまで、誰を愛し、何を信じ、何に傷つき……私はどんな人生を紡いでゆくのだろう。

真実を知るのが怖くて、いつも目をそらしてきた。向き合ったら、そこで終わりな気がして。わからずにいた方が、夢を見られる気がして。でも……もうやめよう。「自分で自分がわからない」そんな言葉で逃げるのは。

もしも「答え」を知っているなら教えてください。どこかで掛け違えたかもしれないボタンをそれでも間違いだったと認めるでもなく、重ねてきた努力と流した涙を懸命に肯定しつつ生きる私に。

昨日は今日につながり、今日は明日につながっている……。そんなこと、百も承知でいるけれど。きっとどこかに待っているはず、この人生を百八十度変える、「奇跡の出会い」が。

もしも私という存在が必然であるというのなら、その理由を教えてください。こうしている今にも意味があるというのなら、私が私のすべてを肯定できるような言葉を、どうかどうか与えてください。

「大丈夫」。押しつぶされそうになるたびに、自分にそう言い聞かせる。大丈夫。だいじょうぶ。ダイジョウブ……。怖くないからと、「今」は正しいと、未来は明るいと――幼い頃夢見たような明日が待っている、と。

街にこだまする心許なさに呑みこまれ、今日も自分を見失う。未来は絶望と悲嘆に染まり、ため息だけが唇を震わせる。――幼い日に憧れた輝きなんていらないから、誰か、肩を抱いて。大丈夫だって強く告げて。

言葉にならない思いは、心の奥底でずっと時を待ってる。いつかくるその日のために、ほんの少しずつだけど前へ進みながら。私を信じて。未来を信じて。望んでいれば、きっとかなう日はくるから。

ままならぬ人生を、それでも生きていくのが人間だと昔誰かが言ってた。でも……それでも心の中では信じてる。目が覚めたら何もかもが変わっていて、世の中のすべてが輝いている、そんな、甘い、夢を。

手を伸ばすのさえ恐れていたあの頃を越えて、今、ようやく身についた少しの自信と勇気。さあ、すべての運命を受けとめて、生かして、歩き出そう。私にしかたどりつけない、どこかに。