NEO HORARY
占術紹介
natal ホラリー占星術の詳しい占術説明を読む
ハーフサム占星術の詳しい占術説明を読む
■ネータル占星術とは

 ネータル占星術とは、ある人が生まれた生年月日と時刻、生まれた場所の緯度、経度を中心に、その人に対する宇宙の影響を読みとる方法論です。主に太陽系の天体の位置関係や地上から見た天体同士の角度などをもとに、その人の運命や人生の流れを読みとることができます。その精度は驚異的で、生まれたばかりの赤ちゃんの運命から国家元首の運命まで、およそ考えられるすべての事柄を占うことができます。実際、第二次世界大戦中にも、ドイツ、イギリス、ソ連の軍事作戦にネータル占星術が活用されています。また、アメリカの歴代大統領やイギリスの首相にもアドバイザーとしてネータル占星術師が関わっているのです。このネータル占星術は、古代人の共時性的世界観から出発し、現代の膨大な統計研究により、今も進化し続けています。人類史上、最も古く最も新しいネータル占星術は、その精度ゆえに、あらゆる占星術の中でも一番信頼されています。イギリスやアメリカの一部の正規の大学のなかで教えられているほどです。世界中で最も注目されている占い、それがネータル占星術なのです。
▲トップへ
■ネータル占星術の歴史

 実際のところ、占星術の発生の詳細は不明ですが、一部の断片はバビロニアの天文学の中に見られます。この占星術が歴史上まとまった形で登場するのは、ヘレニズム期のギリシャ人のものになります。
 ギリシャに流入するまでの占星術は、国家の運命を占う目的に限定されていました。そのため、占星術の技術体系と占星術師達は国家の管理下に置かれていたのです。しかし、古代の国家の変遷により、それまで国家が管理していた占星術の技術体系と占星術師達が、様々な国家に分散し伝播されることになります。そして、雇い主を失った占星術師達は、その国の市民社会に入り込み、個人を占って生活費を稼ぐことになるのです。これが個人の運命を占うネータル占星術の始まりだと考えられます。国家を占う占星術から個人を占うネータル占星術への変化は、占星術の技術体系がまとまった形で後世まで残るきっかけともなりました。
 この時代に形が整えられたネータル占星術でしたが、ローマ時代になるとキリスト教の弾圧で地下に潜ってしまいます。そして、キリスト教の弾圧を逃れたネータル占星術は、アラブ世界で保存、発展することになり、ルネサンス期のヨーロッパでの復活を待つことになるのです。
 ギリシャ・ローマの古典の復興運動が盛んであったルネサンス期に、占星術もアラブ世界での長い保存から目覚めます。ルネサンス期からその後の時代で活躍した人では、ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーが光彩を放っています。ケプラーは天文学者でもあり占星術師でもありました。彼は天文学の分野では「惑星運動に関する三法則」を発見したことで有名ですが、その生活費や研究費のほとんどは占星術の仕事で稼いだといわれています。彼の残した言葉に「天文学は賢い母親だ。そして、占星術は愚かな娘だ。しかし、母親にとって生活費を稼いでくれる娘が必要だった」というものがあり、これがケプラーが占星術を信じていなかった根拠になっています。しかし、彼は同時にこんな言葉も残しています。「天体の角度が示す通りに行動したので、失敗しなくてすんだ」「星の影響というのは経験則によるものであり、非常に説得力がある。これを否定するのは占星術をやったことがない者だけだ」この言葉の裏には、科学の発達と古代の技術であるネータル占星術との微妙な関係が示唆されています。
 その後、19世紀末に登場した神智学運動は、現代のネータル占星術伝播の母胎になります。その後のネータル占星術の活性化に貢献したセファリアル、アラン・レオなどは神智学協会に関わった人々でした。そして現代、ネータル占星術は心理学的な研究から統計的な研究へと幅広く展開されているのです。
▲トップへ
close

当ホームページ記載の記事、写真、イラスト等の無断掲載を禁じます。
Copyright©
株式会社メディア工房